2021年 奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島が世界自然遺産へ登録。

太古より独自の生態系を育んできた奇跡の島「西表島」

約200万年前に切り離された孤島が、独自の進化と絶滅危惧種の多様な生態系を作り上げました。

世界遺産となった西表島を体験してください。

はじめに

私達島民は西表島が世界自然遺産になる事でこの自然からの贈り物のこの島を後世へ大切に残していきたいと考えております。

世界各地から多くの方がお越しになり皆様に太古の生態系が残る西表島のことを知っていただくとともに、

この島の大自然を大切に残していく取り組みにご協力いただけるとことを切に願っております。

海外からお越しの方へ

海外から来島される方も多い西表島ですが、各飲食店、宿、アクティビティー施設などで英語はほとんど通じません。

何かお困りの際はお気軽に当社サイトまでお問い合わせください。

島では数少ない海外留学経験のある当社スタッフ Hiroshiが海外からのお客様をサポートさせていただきます。

クレジットカードや現金のお支払いについて

一部の飲食店や宿泊施設、アクティビティー施設ではクレジットカードも使えますが、

接触型決済(IDやPayPay、Suica、PASUMO)はほとんど使えません。

西表島に到着される前に必ず現金をご準備してご来島ください。

(ATMは島にもございますが、お使いになれる銀行が限られます)

買い物について

大型のスーパーマーケットやコンビニエンスストアのような施設はございません。

島全体で上原地区2店舗 大原地区2店舗 祖納:地区1店舗 白浜地区1店舗に小型の商店があるだけです。

営業時間は各店舗にもよりますが概ね、am8:00~pm20:00までとなっております。

都心にあるようなコンビニやスーパーとは違い、必要最低限の日用品を売っている商店になります。

バーベキューの食材や、マリングッズなど必要なものは来島前に石垣島でご購入されることをお勧めいたします。

気温 服装 紫外線対策について

年中常夏のイメージが強い西表島ですが、11月~3月は平均気温18-20°と半袖では厳しい季節を迎えます。

また4月-10月はいよいよ夏本番となり、平均気温も25-30°前後とまさに常夏に相応しい気温となります。

紫外線は非常に強くサングラスや日焼け止め、UVカットの服などを必ずご用意下さい。

「夏にはよく海に行くし大丈夫♪」と油断されている方。

八重山地方の紫外線は違います。

初日に日焼けし、2日目以降動けないことのないように、

海で遊ぶ際も必ずラッシュガードを、特にお子様は完全防備でお遊びください。

台風について

西表島と言えば、台風の進路に当たる事が多く、過去10年の統計を見ても7月~10月に最も台風の接近が多い事が分かります。

本州に上陸する前の勢力が強い段階で台風が通過します。

テレビで車が転がっている映像を目にしますが、あれが毎年のように西表島では起こります。

台接近時には以下のような事が日常的に起こります。

  • いろんなものが飛んでくる
    (車やコンテンが動いてしまったり、転がります)
  • 台風が通過するときは停電、断水になります。
    (復旧には数日を要し、毎年数回は起こります)
  • もちろんフェリーは欠航しますので、島に行くことも、島から出ることもできません。

また、沖縄地方あるあるですが、台風で来られない場合(出られない場合)は、

ホテルなどの宿泊施設も台風料金で宿泊できます。(通常より少しお手頃です)

来たはいいものの、帰りの便が欠航になり延泊になってしまった方は、

ホテルを予約する際、台風で帰れなくなってしまったと一言お申し付けください。

携帯電話、Wi-Fiに関して

西表島では島全域をカバー出来る携帯キャリアはありません。

島の主要部では問題なく使用出来ますが、少し森の中に入ってしまったり奥地に進んでしまうと電波が届かない地域が多いです。

またフリーWi-Fiはございません。各宿泊施設に事前にお問合せ下さい。

年に1人か2人、原生林の中にガイドなしで入り、行方不明になります。

島を知り尽くした島民でも、原生林に入ってしまえば方向感覚を失います。

行方不明になりますと、捜索することは困難ですのでご注意ください。

次の交通事情でも書きましたが、西表島は沖縄県内で2番目に大きい島です。

そしてその大部分が原生林となり行方不明になると携帯の電波も通じず探すのが困難を極めます。

交通事情に関して

西表島は沖縄県内で2番目に大きい島という事はあまり知られていません。

その為、徒歩での移動は困難となりレンタカー レンタルバイクでの移動が主流です。

目的地が決まっている方や行動範囲が限定されている方は宿泊施設の送迎 アクティビティー施設の送迎もオススメです。

(事前に各施設へお問合せ下さい。)

電車は存在しませんがバスは通っています。

詳しくは https://iriomote.com/top/routebus/をご覧ください。

実は道路は島一周繋がっておらず、約半周だけする事が出来、距離は50kmあります。

車で70-90分前後、自転車で4-5時間かかります。

速度は常に40キロ制限(集落など一部30キロ制限)です。

夜間はイリオモテヤマネコを含む野生動物が出てくることがありますので、ゆっくり「島スピード」でお願いします。

「夏休みの宿題はイリオモテヤマネコの観察日記です!」

と目を輝かせてくる小学生の方がいらっしゃるのですが。。。。。ごめんなさい!

「イリオモテヤマネコ」は島民ですらほとんど見たことはありません。

そのため、見られた方は「奇跡!」です。

写真や動画をとれた方は「超奇跡!」です。

ぜひinstagramにupしてください!

島には信号が1つ。

なぜ信号があるかご存じでしょうか?

信号を見たことのない子供たちが大人になって困らないためなんです。

そのため島唯一の信号は小学校の前に設置されています。

もし赤信号に出会いましたら、子供たちが渡りたいときになります。


イリオモテヤマネコ

イリオモテヤマネコ

西表島には国の天然記念物、絶滅危惧種に指定されている『イリオモテヤマネコ』が生息しています。

現在、100匹程度が生息していると言われており、夜行性で車のヘッドライトに反応して飛び出してしまう可能性もあるので

夜道の運転には特にお気をつけ下さい。

また、万が一見つけてもそっと観察するだけにしてあげて下さい。

自然の生態系はあるがままが原則です。

マングローブ

紀元前より独自の生態系を作り上げてきた八重山地方「西表島」。

その植物の一つが「マングローブ」。

西表島のマングローブは4科6種で構成されており、特に東部の仲間川のマングローブ林の面積は108haにも及び、

「仲間川天然保護区域」と国の指定を受けています。

マングローブの林には沢山の生き物が棲んでおり、木々の上には哺乳類や鳥類、爬虫類、両生類が住み、

水中には、エビやカニ、貝などが暮らします。

張り巡らされた呼吸根や支柱根は多くの稚魚が安心して暮らせる大切な空間を提供してくれます。

西表島にお越しの際はマングローブツアーなどもおすすめです!

自然豊かな西表島の素晴らしさを体験出来るでしょう。

食事事情について

島の食事も旅行の醍醐味の一つ。

「イアブチャー」と聞いてピンと来る方は少ないですか?

「イラブチャー」とは南国の代表的な魚でブダイ類の総称です。

色はブルーをよく見かけますが、実は赤、白、黒もいるんです。

白身のタンパクな魚で刺身やマース煮(塩煮)で食べます。

※但し内臓に毒がある為必ず専門的な知識をもった人にご相談を!

「カマイ」(西表島産リュウキュウイノシシ)も忘れてはいけませんね。

狩猟期間(11月15日~翌年2月15日)のイノシシの主食はアディンガ(日本最大のドング リ)やフグ(椎の実)で、

イベリコ豚のようにあっさりと臭みは少ないのが特徴です。

その為、西表産の品種は特に美味と珍重されています。

代表的食文化を紹介しましたが、もちろんお子様や女性でもおいしく召し上がれる食事も沢山ありますのでご安心下さい。

繁忙期の夕食は事前に予約をしておく事をオススメします。

ご予約せずに行くと、満席なんてこともよくあります。

そんな時は、大きな「島の心」で、お待ちください。

夜空について

西表島に来たら絶対の見てほしいオススメポイント!

それはなんと言っても夜空に輝く満点の星です。

あまり知られていませんが日本初の《星空保護区》にも認定されています。

雲が無く 月明かりが出ない日に見る星空はまさに天然プラネタリウム。

88ある星座のうち84星座を見る事が出来、さらに21ある一等星を全て観測出来るのは国内で唯一、ここ西表島だけなんです。

島の思い出に大切な人と。

お土産

数あるお土産の中でも西表島産のパイナップルをご紹介いたします。

日本で販売しているパイナップルの大半は外国産というのをご存じでしたか?

国内で生産している物は1割程度。

その中でも、果肉は乳白色で柔らかく、果汁量も多いのが特徴です。

《高糖低酸》でモモに類似した香気を有することからピーチパインと名付けられました。

パインは食べると舌がピリピリするという方に是非食べて頂きたい。

島内の至る所にある無人販売所では100~500円程度で販売を行なっているので、見つけた方は早い物勝ちです!!

周りがオレンジ色になってきたら食べごろです。芯まで食べられますので、残さず食べてみてください。